製本界 平成22年11月号

表紙の解説「剥がし作業」

 表紙は下固め(金輪と締め板)を使用し接着剤が乾いてから一冊ずつ剥がしている様子です。

 

目次

 特集 各地区産業展

     各支部総代座談会 組合運営における本部と支部のあり方

     せまる大国 隣国中国の製本事情

     「経営改善で生き残りをかける」(新連載)

     支部探訪「70年の伝統が息づく墨田モデル」墨田支部

 連載 今月の話題「組合加入のメリットとは」  江東支部長 横田 憲一

     第3回代表役員会・11月定例理事会報告

     二世会だより印青連見本市に参加して」「余暇の過ごし方」

     第2回『文の京』12時間リレー

     委員会報告  /  支部だより  / フォトギャラリー

     支部訪問記 Vol.1 /   組合ホームページを掲示板を拝見して

     健保問題を考える

 情報 平成22年度東京都知事表彰

     東京都最低賃金のお知らせ

     前期技能検定「書籍製本作業」合格発表

     オペレーター養成講座

     活ノ藤バインダリー グッドデザイン賞を受賞

     五支部合同研修会を開催

 

今月の話題「 組合加入のメリットとは 」  江東支部長 横田 憲一

 

本年の総会において支部長の大任を仰せつかり、半年になります。支部の役員になって15年目になりますが、今までとは違う責任の重さを感じているところです。
 今期の役員は、若返りを図り、二世会である江和会のOBが多く入り、非力な私を支えてくれています。又、今日の私を優しく、時には厳しくご指導下さいます諸先輩方に改めて感謝いたします。
 先月、東京工組の事業所数は、700社を割り、江東支部の事業所数も198社から現在では120社を割るところまで減少してしまいました。親しかった仲間が少なくなるのは、とても寂しいものです。
 支部員の業種は、商業印刷を扱う事業所が多く、印刷業と共に江東区の地場産業として根づいています。事業規模も少人数の所が多く、間に合わないものや、自所では加工出来ない物などは、仲間同志のネットワークで活発に相互関係を築いています。
 組合の活動としては毎月1回理事会を開催し、本部の連絡事項の確認と支部の行事等の話し合い・承認案件の協議をします。終わると近所のなじみの店へ皆で行き、親交を深めています。
 製本業の経営環境は、ますます厳しさを増すでしょう。インターネットや携帯電話の発達により、ペーパーレスの流れは止まりません。電子書籍の普及による出版から、印刷・製本・配本の優れた流通システムが縮小すると思われます。小ロットの印刷物も、インターネットで安価・短納期で受注する会社が増加し、今まで町の印刷屋さんが受けていた仕事も減少しています。江東支部の得意分野である、小ロットで小廻りのきく事業所にも影響しています。今までは不景気の時は、じっとして景気の回復を待っていたものですが、今は通用しません。システムが変わり物量も減少しました。
 組合加入のメリットとは、各自がそこにある生の情報を生かし、本音で話し合える仲間と悩みを話し合い、それを自身で活かしていける事であると思います。それが為には定例会や懇親の場や、各行事に積極的に参加し、より多くの情報や親しい仲間を増やす事です。そして行き残りの為に頑張ってほしいと思います。私自身も頑張りたいです。
 支部長として山積みする問題を少しでもより良い方向へと努力すると共に明るく楽しい江東支部を皆さんと共に作り上げていきたいと思います。