製本界 平成23年1月号

 

表紙の解説「マーブル」

 書籍や様式帳簿などの切り小口の装飾や見返しに大理石や羽毛に似た特殊な装飾模様を染め付ける技法。

 帳簿では装飾の他に改ざん防止のためにも行われる。

 こんにゃく溶液の入った水槽に、牛肝を混ぜた墨の液や赤色、黄色などの顔料を使って模様を描き出し、この模様を切り小口や見返し用紙に写し取る。

 

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目次

 特集 各団体長年とのご挨拶

     全印工連との座談会  「印刷業と製本業、共に業態変革を進め新時代の"車の両輪”を目指す」

     新連載 広報委員会が行く report&interview    第1回有限会社仲沢製本所

     シリーズ 「見える化」で生産の効率化を図る

     

 連載 今月の話題「新年のご挨拶」  東京都製本工業組合理事長 星野 一男

     第4回代表役員会報告

     二世会だより

     支部だより

     フォトギャラリー

     健保問題を考える

 情報 「人づくり・ものづくりフェア東京」に参加

     GP認定制度関連説明会の案内

     紙製品製本部会・手帳部会合同情報交換会を開催

     商業印刷製本部会全体会議を開催

  製本図書館t区別委員会からのお知らせ

 

新年のご挨拶          東京都製本工業組合 理事長 星野 一男

 

 新年明けましておめでとうございます。平成23年の新春を迎え謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
 旧年中は、当組合の運営に格別のご協力・ご支援を賜り厚く御礼申し上げます。
 さて昨年を振り返ってみますと、日本経済は、円高による輸出の大幅な減少、企業の収益は低下し、雇用不安も相まって景気は低迷しました。
 また、昨年に米国アップル社の電子書籍端末iPadが発売されて以来、電子書籍は大きな話題となりました。印刷産業界では印刷需要の低迷の折、紙が電子媒体に変わっていくことに危機感がもたれました。
 製本業界においても、今後の電子書籍の進展によっては、経営基盤を揺るがすような事になりかねません。われわれとしては、電子媒体と紙媒体の共存すること、紙の利便性や感性価値を大いに訴えていかねばならないと考えております。
 このような中、当組合では平成23年度の主要事業を「三つの柱」として掲げました。@SAPPSの推進と環境問題、A電子書籍が製本業に与える影響とその対応、B全製工連第54回全国大会(東京大会)の実施です。
 個人情報保護法対策として平成20年に立ち上げた当組合独自の認定制度SAPPSですが、すでに組合員企業125社が認定を受けており、さらに神奈川工組、大阪工組をはじめ関西地区の普及にも努めてまいります。環境問題に関しては、経営・環境委員会が中心となり、日印産連GP認定制度の取得支援をさらに行うとともに省エネ機械の推進も併せて進めてまいります。
 電子書籍に関しては組合員の大変関心の高いことから、新たに特別委員会を立ち上げて、情報を収集し組合員に提供いたしたいと考えています。
 全製工連第54回全国大会(東京大会)が今年の9月に品川プリンスホテルで開催されます。幹事工組である当組合では、新たな企画をもって現在、鋭意準備を進めておりますので、多数の組合員が参加されますことを期待いたします。また同時期にIGAS2011が開催されていますので、併せてご覧いただければと存じます。
 今年も、厳しい経営環境になろうかと存じますが、組合員並びに関係各位のご支援・ご協力をお願い申し上げて事業を進めていく所存です。最後に皆様のご事業の発展とご健勝をお祈り申し上げて、年頭の挨拶といたします