製本界 平成23年3月号

表紙の解説「角背上製」

 背固めをし、寒冷紗、花布を貼り、その上に上貼り紙をのせ補強。タワシにてより強く背につける作業。

 

寒冷紗貼り

タワシで背につける

目次

 特集 平成23年 製本新春のつどい

     経営セミナー「大変革時代に生き残る製本業の姿」

     製本専門校生徒座談会

      「製本業は本当は儲かるんだぞ」と次の世代に伝えていきたい

     広報委員会が行く report&interview 

      第2回株式会社新誠紙工所  「今が勝負の時」原点に戻ることで生き残りをかける

     シリーズ 「見える化」で生産の効率化を図る

     研修旅行「タイ研修旅行記」

     第55回ボウリング大会

 連載 今月の話題「支部組合員のための組合活動」  城南支部長 木植 信明

     2月3月定例理事会報告 / 二世会だより / 支部だより

     フォトギャラリー  / 支部訪問記「文京支部」 / 健保問題を考える

 情報 永田氏都知事表彰祝賀会 / 22年度オペレーター養成講座修了 / 手帳部会総会 / PAGE2011

     印刷・同関連業セーフティネット保証の業種指定に / 地震災害による「災害復旧資金融資」東京都

 

 

今月の話題「 支部組合員のための組合活動 」  城南支部長 木植 信明

 

 

 本年で支部長の大役を仰せつかり、お陰様で2期4年目を迎えることになりました。微力な小生の支部運営に日々ご協力を頂いている支部組合員の皆様には厚く御札を申し上げます。

 さて、城南支部は製本と紙加工なら「頼んで安心・納めて安心」をモットーに地域に密着した活動を行っておりますが、折からの構造的なデフレ景気の昨今を支部組合員が一丸となって乗り越える点で今年は特にいままでとは違う責任の重さを感じている所存です。

 製本業界を取り巻く環境は、スマートフォンに代表されるタブレット型端末の急速な普及により手軽にインターネットや電子書籍を嗜めるようになり、印刷による活字離れの流れは止みそうにもありません。厳しさが増すばかりで、明るい話題が少ないのが現状です。また、周辺の業界ですら同じような境遇です。

 いま東京都製本工業組合ではチェンジ・ザ・モデル2012「新しい製本業の確立と成長を目指して」という製本業の中期振興ビジョンを打ち出し、「川下ワンストップ型モデル」や「製本業務受託型モデル」等の8つの分野で製本の技術と文化が日々進化する情報社会の中でその役割を多彩に広げ、存在意義を獲得していくために、新しい情報関連技術との融合や時代にふさわしい価値を追求しながら、常に高い顧客満足を実現することで新しい製本業の姿を確立し、成長を目指すことの取り組みが始まっております。温故知新という言葉のとおり、業界が保有している技術文化を時代に適した形態で活用促進を図るものです。東京工組の製本産業個人情報保護体制認定制度やグリーンプリンティングの取得奨励はその一環として考えられます。現状の景気を眺めていても仕方ありません、城南支部では定期的に役員会を開催し、「褒め合い」「認め合い」「互いに高め合い」楽しく運営することで支部組合員が協力し合う風土を培ってきました。それこそが何よりの支部組合の財産と考えております。いまこそ組合本部と支部が有機的な連携を図り、伝統ある業界の新たな存在意義の為に、本部と支部組合員のパイプ役なり城南支部の活性化に繋げて参りたいと思います。