製本界 平成24年1月号

表紙の解説

合本製本〈ブッコ抜き(打抜き)綴じ〉

和本の四つ目綴じの要領で、目打ちを使って4ヶ所に穴を開ける(1冊では通し辛かったら穴の位置がずれないようにして2〜3回に分けて開ける)。

目打ちが食い込んで抜き辛くなったら、回しながら抜くと抜け易い。

平麻を針に通して、4ヶ所の穴に通し、上下 20 oづつ位長めに切っておく。尚、平麻は通りにくいので、粗方蝋をこすりつけておくと通し易い。

 

目次

特 集
各界団体長年頭のご挨拶


第7回 広報委員会が行く report & interview
デジタルに置き換えられない製本技術に、生き残る可能性を見る 
有限会社 イフ


ハイデルベルグ社がバリアブル印刷用の折り機を発表
スタールフォルダー・フレキソメーラーシステムを初公開


デジタル印刷の現状と製本とのかかわり


連 載
新年のご挨拶
東京都製本工業組合 理事長 星野 一男
12月定例理事会報告
健保問題を考える 全国大会で4項目の決議を採択
二世会だより
支部だより
支部訪問記 Vol,8
フォトギャラリー


情報のページ8
◯商業印刷製本部会全体会議を開催
◯紙製品製本部会・手帳部会合同情報交換会を開催
◯支部長会・幹事長会合同懇談会の開催
◯東京都事業引継ぎ支援センターについて
◯飯島f氏の「お別れの会」
◯ SAPPS更新講習会
◯フォークリフト運転技能講習開催のご案内

 

 

今月の話題「 新年のごあいさつ」  東京都製本工業組合理事長 星野 一男

 

新年明けましておめでとうございます。

 組合員の皆様には、つつがなく新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 旧年中は、東京都製本工業組合の運営に関しまして、格別のご支援、ご協力を賜わり厚く御礼を申し上げます。

 昨年は3月に発生した未曾有の東日本大震災で被災されました多くの方に改めてお見舞い申し上げますとともに、復興に際し東京都製本工業組合としても様々な形でこれからも支援を続けて行く所存であります。

 経済・産業界では震災後の混乱、夏以降の世界規模での金融危機・円高ショックと深刻な状況が続いており、TPPの動きも含め今後の見通しについても予断が許せません。

 製本組合としては一昨年より騒がれておりましたタブレット端末等による電子書籍・電子出版が製本業界にどのような影響を及ぼすかを検討するため、電子書籍検討特別委員会を立上げ、検討・協議を重ねた結果、「電子書籍を敵とみなさずに、味方にしよう。」という総括を出しました。電子書籍と紙の本との共存共栄を目指すものであり厳しい中にも発展のチャンスがあるものではないかと思われます。さらにはワーキンググループを発足させ、電子書籍を絡めたビジネスモデルの調査研究を行いますのでその結果にも期待いたします。

 今年度の組合重点事業として1.SAPPSの推進と環境問題への対応、2.デジタルネットワークが製本業に与える影響とその対応、3.取引慣行改善策の研究の3つの柱を掲げました。業界の地位向上を計るためSAPPS(製本産業個人情報保護認定制度)、製本ポータルサイト「製本のひきだし」、日印産連「グリーンプリンティング認定制度」等の活動のさらなる充実を図るとともに、

対外的アピールに努めてまいる所存です。

 さらに今年度はチェンジ・ザ・モデル2012「新しい製本業の確立と成長を目指して」 と称した製本業振興ビジョンの結果を出す年でもあり、次のステップを目指していかなければなりません。

 震災後に注目された言葉として「絆」があります。今年も製本業を取り巻く環境は厳しいものと予想されますが、組合としての「絆」を心に置き、物事を前向きに捉ていけば、状況の好転があるものと信じており、そのためにも本誌やWebを通して多くの情報を発信してまいります。

 終わりに組合員各位の多くのご支援、ご協力をお願い申し上げ、あわせて皆様の事業のご発展とご健勝をご祈念申し上げまして年頭のご挨拶と致します。