製本界 平成26年11月号

表紙の解説

潟zリゾン「自動無線綴機BQ-110」

 ホリゾンが初めて印刷業界向けに本格的な製本機として発売しました。背にキズを入れる機能が無いので、B4アジロ二つ折機と10段ゴムローラ給紙式丁合機とセットで販売し、製本機械メーカーとして認知されるきっかけになった機械です。

目次

特 集

・第24回 広報委員会が行く report & interview
出版印刷文化の一等地・神田で創業80年を迎える 株式会社 新英紙工所

・第10回 広報委員会が行く 機械メーカー訪問
トライオート国内シェア100%  株式会社 西岡製作所

・各地区産業展

・第28回古紙関係協議会


 

連載

・今月の話題 「懺悔ときどき晴れ」港支部長 立花 良一
・10月代表役員会.11月定例理事会報告
・弁護士活用術vol.9〜〜労働法のポイント6 〜 退職等
・経営承継ケーススタディ第4回 M&A は第3の道
・第10回税に関するよもやま話
・健保問題を考える 健保組合が総決起大会を開催
・二世会だより
・東京製本高等技術専門校専門校レポート
・支部だより

 

情報のページ
◯書籍・雑誌専門委員会
◯平成26 年度『五支部合同研修会』
◯全製工連代表理事会
◯従業員数調査の実施について
◯文の京12 時間リレー
◯GP認定取得説明会を開催
◯SAPPS更新講習会
◯支部新年会予定
◯職業訓練校生徒作品展,15
◯第66回全国カレンダー展の開催
◯東京都最低賃金

 

 

 

 

「懺悔ときどき晴れ」  

港支部長 立花 良一

 

 


 懺悔します。
 私は、製本屋を潰しました。
 私は、父から受け継いだ製本屋を潰しました。
 私の家は祖父の代から続く製本屋でした。屋号は、立花製本と言います。ですから私で三代目でした。祖父も、港支部の支部長をやらせて頂きました。そして、父も、港支部の支部長をやらせて頂きました。


 懺悔します。
 私は、製本屋さんになりたくありませんでした。父の姿をみて、製本屋さんは、大変だしイヤだと思っていました。土日も、朝早くから夜遅くまでラジオの競馬中継などを聞きながら、自宅兼工場で働く父の姿が今でも目に浮かびます。たまに、父が競馬で勝つと必ず、万世のステーキが家族の楽しみでした。父は、私に、「自分の好きな道へ進むように」とだけ言いました。


 懺悔します。
 私は、凄くミーハーで短絡的で最低な人間です。私は、何も考えず、ただ、何となく製本屋さんになりたくないという理由だけで、スーツを着て働きたいという理由だけでちょっと給料がいいという理由だけで、丸の内に本社があるという理由だけで、商社がなんかカッコイイという理由だけで、就職しました。


 懺悔します。
 私は、臆病で欲深い人間です。時代はバブル経済に入ろうとしているころでした。父から将来的に「製本屋を継ぐか?サラリーマンとして生きるか?」決めろと言われました。何故か、その時の私は、父の事業を継がないことが「もったいない」と思いました。それは、生活の基盤の変化が怖かった事と、バブル経済の中で溺れた、欲深い私がいました。そして、私は立花製本へ新入専務として入社しました。


 懺悔します。
 私は、製本屋さん、そして港支部の皆さんが本当に好きです。組合活動にも、父の薦めで参加しました。まず、製本学校に入りました。そして、港支部の二世会の六日会に入りました。そこで東京製本二世連合会にも参加し多くの二世の製本業界の方々とも知り合えました。さらに、BBCという勉強会にも参加させて頂きました。そして、港支部の一員にも参加させて頂きました。本当に、組合員の皆さんの暖かさとぬくもりに守られて生きて来られました。私を育てて頂いた製本業界の皆様に、ほんの少しでもお役に立てればと思い、前十字支部長の爪の垢ほどの力しかありませんが、お話しを頂き、支部長を受けてしまいました。


 懺悔します。
 私は、少しでも製本組合の皆様の力になりたいと思っています。

 乱文お許しください。