製本界 平成27年5月号

表紙の解説

株式会社 勝田製作所 

「S?HOP,HOW JMC1 型シリーズ」

 (昭和 52 年?;700o?1306o)

 昭和 50 年に社内に電気制御部門を 設立後、記憶装置を磁気テーブからマ イクロチップとした本格的な電子記憶 コンピュータ搭載断裁機。
 マイコンによるバックゲージ位置制 御の革新(Just stop Micro Computer) を標榜するJMC 1型を初代とし、そ の後も機械仕様、操作性の継承、深化、 拡張を通じ、現在のカラー液晶タッチ パネル、クランプデジタル制御を含む SH-HOP,HOW JMC 7型シリーズへと 続いている。

目次

特 集

・第13回 広報委員会が行く 機械メーカー訪問
 信頼の断裁機専業メーカー 株式会社 勝田製作所
・第27回 広報委員会が行く report & interview
 スイスとの縁を活かし、上製・並製、PUR 製本にも精度を追求 本間製本株式会社
・平成27年度 東京都製本工業組合総代会
・企業の個人情報への対応『個人情報保霞ガイドラインの改訂』の概要
・東京製本高等技術専門校 修了式・入校式

 

連載

・今月の話題 下谷支部長 渡邉 浩一
・4月代表役員会5月定例理事会報告
・健保問題を考える 健康保険。みらいのために、今、変えよう。
・二世会だより 平成27年度東京製本二世連合会 第1回定例協議会
・東京製本高等技術専門校専門校レポート
・弁護士活用術vol.12〜フォークリフトについて3 〜
・支部だより

 

情報のページ

○笠間製本印刷工場見学
○東京製本二世連合会 全員大会
○印刷のいろはフェスタ
○手帳専門委員会
○京橋支部断裁機講習
○商業印刷製本部会総会
○書籍・雑誌部会総会
○二連総会

 

 

 

「雑記―あれから三十数年―」  

下谷支部長 渡邉 浩一

 

 

 下谷支部の支部長になってしまって一年がたちます渡邉と申します。実は私、ムコさんです。生粋の製本屋ではありません。
 私が生まれたのは千葉の成田それも成田山の直ぐ側で、今でこそ空港も出来て街も綺麗になっていますが、小学生頃は牛に荷車を曳かせて下肥を集めて歩く農家のオジサンに毎日通学路で出会ったり、子豚が生まれたから見にこいと農家の友達に誘われて見に行ったりと、のどかな子供時代を過ごしました。元来、本を読む方は大好きでしたが、まさか造る方になるとは想像もせず大きくなりました。
 それが詳しい経緯は兎も角たまたま結婚しようと決めた相手の家が製本屋さんでして、なんやかんやで今から三十年位前に製本界に飛び込むことになりました。初め自社と親交があった同業社さんで一年半ほど面倒をみていただき色々と学んでから、営業兼現業社員として自社でのスタートとなりました。それから暫くしてバブル経済に突入したため、仕事量の心配などせずに数年は過ごし、またその頃には二世会にも参加するようになり同業の友人も多数出来、よい飲み仲間・仕事の相談相手も増えていきました。その中でやはり圧倒的に家業として育ってきた仲間が多く、生まれ育った時から身に付けてきた雰囲気というかスキルというか感覚的なものの差を感じ羨ましくも思っていました。その後はバブルが崩壊しこの業界も低空飛行の時代がずっと続いておりますが、我が社も何とか苦しみながらですが、先代との引継ぎも数年前に完了し事業を承継することが出来ました。
 さて現在はというと、少子化の影響でしょうか、私が製本界に飛び込んだ昔より同じような境遇(決して悪い意味ではなく)の経営者・二世が増えているような感じがしています。これは、事業承継を考え企業を存続していく上で経営者が様々な選択肢を考えている現れだと思います。また、その反面後継者がいるのに業界の厳しい現況を測って無理に継がせない流れもまま見受けられます。これが組合員の減少に歯止めがかからない一因になっている事は間違いありません。まあこんなことは皆さんお判りで、出来る範囲で精一杯事業継続の努力をなさっておられると思います。
 さて、支部に目をむけますと御多分にもれず支部員の減少は続いており、私が支部長になってからの一年で四社少なくなり、現在は一六社という小規模で運営しています。事業承継の難しさで今後も減少することも予想される中で、当支部では同じ区域の浅草支部さんとの合併を三年程前から模索してきました。遠からず良い報告が出来ると思っておりますが、これも事業所数の減少という流れの中での支部の新しい継続の方法として先駆けとなれたらと考えています。最後に、有意義な情報発信の基地としての支部運営に微力ながら今後とも務めていきたいと考えています。