製本界 平成27年9月号

表紙の解説

「ノンブル打ち機」

綴り上がった帳簿に引き倒 し式でナンバーを打ち込む機 械。写真のものは 40 ? 50 年前 の機械で、巨V生堂の中里氏 より譲っていただいた大事な 機械です。製作メーカーは鳥 越にあった浅倉機械(廃業) です。
帳簿業者だけが古くより、 このノンブル機を使用してい たようです。
                              (所有:葛g田帳簿店)

目次

特 集

・第56回全製工連全国大会 京都大会
・IGAS2015
・第29回 広報委員会が行く report & interview
「平成の経師」伝統の技法と最新技術で文化財を後世へ残す  株式会社 大入
・東京工組 財務状況の課題と展望
・消費税転嫁拒否 「申告情報受付窓口」開設のお知らせ
・製紙原料協組との古紙関係協議会開く

 

連載

・今月の話題   城西支部長 久保 功
・9 月定例理事会報告
・健保問題を考える 健診基準範囲を男女、年齢別に 細分化健康人の大規模データを分析
・二世会だより
・東京製本高等技術専門校
・専門校レポート
・弁護士活用術vol.14 〜債権(売掛金等)回収2 〜
・支部だより

・情報のページ
○ミューラー会見
○地区産業展予定

 

 

「時を越えて」  

城西支部長 久保  功

 

 

  城西支部長を昨年度より務めさせていた だいております有限会社武蔵製本の久保功 と申します。  
 30 数年前専門学校卒業後すぐに車好きが こうじて某自動車販売会社に就職、数年し その後自動車用品の卸会社の営業として働 いておりましたが世はまさにバブル景気に 突入する勢いで当社も手が足りなくなって きてまいりました。
 私もあまり継ぐ気はなかったのですが当 時の現状を見るといたたまれず戻ってまい りまして三代目を襲名したわけでございま す。
 当時当支部以外に同業者の交流がありま せんでしたが訓練校に通わせてもらったお かげでたくさんの仲間が出来て楽しい時聞 を過ごさせていただきました。今では理事 の面々に当時のメンバーが多数お見受けす るのは頼もしい限りです。
 さて、当支部は昭和 13 年、城西製本相互会として発足し翌昭和 14 年東京都製本工業
組合城西支部となり今年で結成 87 周年を迎 えることになります。
 今この原稿を書くにあたりまして昭和 63 年に発刊された 50 周年誌「城西の歩み」を 改めて読んでみるとまさに創設当時は日華事変の最中で数年後に太平洋戦争に突入するまさに激動の時代になっており製本業は 不景気と物資の不足が重なり窮地に追い込 まれていたそうです。
 その時代のことを初代支部長で私の祖父の弟である久保藤吉氏が寄稿しており当時の苦労がつづられておりました、まさに時を越えてその時世の中でこの業界が苦悩し ながらも今日のように発展、進化してきた のだなと改めて考えさせられます。
 現在、当業界も非常に厳しい時代になっ ており出口がなかなか見いだせない状況に なっております、我が支部の組合員数も 17社に減少し例会参加者も少なくなってまい りました。その中でも支部運営に協力して いただいている方々は大変頼もしい限りで この場をお借りして御礼申しあげたいと思 います。
 最後になりますが初代支部長はじめ歴代 支部長の意志を引き継いで、将来にバトン を渡せるようにしてまいりたいと思ってお ります。
 久保で始まり久保で終わりとならないよ うに。