製本界 平成29年1月号

表紙の解説

「戦前の製本工場」共同製本

紙折作業(昭和8年)

目次

特 集

・各界団体長のご挨拶

・平成29年 製本新春のつどい    1月12日東京ドームホテル「天空」で開催

・特定個人情報保護制度規定作成のポイント

 

連載

・今月の話題「年頭のご挨拶」  理事長 大野 亮裕
・12月代表役員会報告
・弁護士活用術vol.22 〜相続1 〜
・健保問題を考える 医療保険制度改革の実現を目指して分かりやすい情報の発信を強化
・二世会だより
・東京製本高等技術専門校専門校レポート
・支部だより

 

情報のページ
◯マイナンバーセミナーの開催
◯書籍・雑誌部会 意見交換会を開催
◯手帳部会、紙製品製本部会「情報交換会」を開催
◯「東京製本高等技術専門校」入校生募集
◯page2017の開催
◯製本産直市場への出品について

 

 

 

「新年のご挨拶」  

理事長 大野 亮裕

 

 

 

 新年あけましておめでとうございます。平成29年の新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。昨年は当組合の事業運営に対しまして、組合員の皆様の格別のご支援ご協力を賜りまして、誠にありがとうございました。厚く御礼申し上げます。
 さて、世界経済、米国では雇用もしっかりしてきており、回復傾向が続いている。欧州では6月23日の国民投票で決まった英国のEU離脱問題が、本年どういう形で決まっていくのか。中国をはじめとする新興国経済の成長鈍化により、不確実性が強まっている世界の経済。原油価格も1バーレル40ドル台から50ドル前半のボックスの中に収まっている現況。原油の輸出で経済を支えてきた産油国は苦境に立たされている。OPECによる減産合意が、この11月30日に決定し上昇してきているが、米国のシュールガスの動向によっては、60ドル突破はなかなか難しいと思われる。
 日本経済は、輸出・個人消費が伸び悩み、円高の進行による企業収益の悪化が鮮明になっている。法人税収も昨年より減となるのは確実。それよりも問題なのは世界的な政情不安。これにより景気の下振れリスクが強まり、不透明な状態が続くと思われる。
 安倍政権が誕生して4年、日銀の黒田総裁とコラボした大胆な金融政策は、ある意味上手く回転した。しかしながら、ここに来て手詰まり感が漂いはじめている。将来に向かって今、日本が直面している構造的な問題をどう克服していくのか。
1)人口減少と超・超高齢化
2)地方経済の疲弊
3)潜在成長率の低下
これらの問題をどう方向付けして行くのか、真の成長戦略の道筋が見えてこない。
 我々製本業界におきましても、厳しい状況が続いており、まだまだ明るさの見えない状況にあります。この様な中で当組合では平成29年度の重点事業として、次の4つの柱を、たてました。
1)新製本産業ビジョンの普及推進
2)取引慣行改善策への対応(取引に関わるクレーム問題の対応と単価の適正化)
3)SAPPSの推進とGP認定制度取得への対応
4)製本需要の創造と推進
 製本業界、厳しい経営を強いられ、さらに競争社会に晒されている経営者も多いこととは存じますが、業界の発展のため、皆様とともに組合事業を、推進してまいりたいと思っておりますのでよろしくお願い申し上げます。
 終わりに皆様のご事業の発展とご健勝をお祈り申し上げまして、新年のご挨拶といたします。