製本界 平成30年11月号

表紙の解説

元支部役員 笠井氏提供(大正5年)

 

目次

特 集

・第47回 広報委員会が行く report & interview
   短納期を実現した強いチームづくりで勝ち続ける組織へ
有限会社TOMY‘S
・平成30年度 書籍・雑誌専門委員会
各工組の人手不足、課題解決に向け「外国人技能実習制度講演会」開催
   ・各地産業展
・東京製本高等技術専門校
平成31年度 訓練生募集

連載

・今月の話題 経営・環境委員会委員長 小木 忠之
・10月代表役員会報告
・11月定例理事会報告
・委員会の現場より
・弁護士活用術vol.34 〜成年後見制度3〜
・健保問題を考える 健保組合全国大会で世論喚起 現役世代の負担増に歯止めを
・東京製本高等技術専門校 専門校レポート
・二世会だより
・支部だより

 

情報のページ
○取引慣行の改善を訴える 業界紙に意見広告を掲載
○GP認定制度表彰式に挙行 日印産連
○岩崎達夫氏に藍綬褒章 秋の叙勲
○支部長OB会
○職業訓練校生徒作品展19
○平成31年「製本新春のつどい」開催
○事務局年末年始
○支部新年会予定表

 

 

「経営・環境委員会 委員長になって」

経営・環境委員会委員長 小木 忠之

 

 平成30年総代会において経営・環境委員会委員長を拝命いたしました城北支部小木忠之と申します。経営環境委員会には元石川委員長時代から約4年が経過しました。日印産連グリーンプリンティング推進部会委員に出向し、諸先輩方より助言を受けながら勉強会を開催する立場でありながら私自身が勉強させていただいております。組合活動はまだ日が浅く委員長という大役の話をいただきずいぶん悩みましたが、前井上委員長より強く勧められ、声がかかる時が花と承諾した次第です。
 昨今、製本工場にかかわる労働安全衛生法も毎年改正され、町工場としては非常に難しい環境に変化し、今後も厳しさを増す傾向にあるのだろうと考えています。自社を見ても、社会的責任としての最低限の環境マーク、GP工場認定、個人情報保護法SAPPSなどを取得し運営してまいりました。が、今年の夏前にGP資材接着剤分科会のメンバーによる工場見学がありした。その際、製本接着剤使用時の職場環境における危険性を知る出来事が起き、なんと環境測定器でその作業場周辺を測定すると健康有害性を示すメーターは大きく振れてしまいました。接着剤の安全データシート(SDS)を確認すると厚生労働省で定められている化学物質が入っていることに気づかされました。私見で弊社の本業である帳票類製本に使う製本接着剤は一般的なエマルジョン系ボンドと添加剤などを混ぜ小さな容器に入れ刷毛で塗る作業で、水溶性であり少量であることから安全で現場作業者に対し有害性があるなどと意識したことがありませんでした。私の勉強不足ではありますが、皆様の会社ではいかがでしょう?通常資材購入先に発注し何とも思わず使用してきた製本接着剤や資材。なんだかびっくりしてしまいました。ましてや経営・環境委員会委員長という大役を受けてからの気付きです。しかしながら当社も創業57年になりますが健康傷害事故はいまだかつて起こったことはありません。現状の経営環境は非常に厳しく、直近の売上減少、利益を出すこともままならない状況下でまた一つ厳しい経営を迫られていると感じています。
 このようなことから経営環境委員会では委員会メンバーの協力の基、安全でより良い製本業を目指し組合員の皆様に必要と思われる情報を、勉強会などを通じて発信していく所存です。微力ではありますが努力してまいりますので応援の程よろしくお願いいたします。