製本界 令和元年5月号

表紙の解説

製本実習:商業印刷 断裁機操作

 

目次

特 集

・第50回 広報委員会が行く report & interview
   いち早くシステムの構築に注力し、選ばれ続ける会社へ

   株式会社サイコー
・東京都製本工業組合 通常総代会
・全製工連通常総会
・東京製本高等技術専門校  修了式・入校式

連載

・今月の話題 教育・労務委員会 委員長 山本 雅夫
・4月代表役員会報告 5月定例理事会報告
・弁護士活用術vol.37 〜破産・再生制度 2 〜

・二世会だより
・健保問題を考える 高齢者中心から全世代型の社会保障制度へ
・東京製本高等技術専門校 専門校レポート
・支部だより

 

情報のページ
○全製工連理事会 開催

○断裁機安全特別講習
○手帳部会専門委員会
○働き方改革セミナー
○商業印刷製本部会総会

○断裁機実践教育・紙折機講座募集案内

○キャリアアップ助成金の申請方法について

○ニッタ株式会社 製本ベルトセミナー
○名簿校正後の脱退変更等一覧

○印刷と私2019

○全日本製本青年会 全国大会のお知らせ

 

 

「5期10年の節目に」

教育・労務委員会 委員長 山本 雅夫

 

 教育労務委員会の委員長を拝命して5期10年目、いつまでやっているんだと遠くからかすかに聞こえていた声が最近はにわかに大きくなった気がします。喜んでやっているわけではなく、そろそろお役御免という声もかからず、どうしても人の嫌がることを無理に頼むことが出来ない性格で、後任をお願いすることが出来ずに、ここまで来てしまった。来期はきっと手を上げてくれる人がいると信じている次第です。

 

 私が委員会に携わった頃はSAPPSが始動するときで、先輩方が大変な苦労をされ、副委員長で望んだ発足1年目が思い出されます。個人情報を扱う業者が多い中で、2005年から施行された個人情報保護法に対応した制度が必要であるという観点から、管理体制の整備の必要性を痛感していました。印刷製本業界でもいわゆるプライバシーマークの認定を受けることが必需と思われていました。実際現在でも日印産連ではプライバシーマークの取得に向けた推進委員会が活動しています。ところが従業員10人以下の零細企業が大半の製本業者で、費用や設備の点で全ての企業が取得可能な環境にあるとはいえません。しかしながら、法律が施行された以上、何の対策もせず無関心でいるわけにはいきません。そこで安心で安全な製品の提供を目標にするべく、製本業界の独自性を生かした「製本産業個人情報保護体制認定制度」を立ち上げました。これがSAPPSです。今年で既に13年目を迎え、成熟した制度として内外に認められた制度となっています。SAPPSやGP認定は必要ないよ、という企業は多いと思いますが、仕事につながらない事はしない、ではなく、社会に対する企業の姿勢が問われているのではないかと思います。

 

 現在はグローバルな社会です、我が社で扱っている製品も海外で売れているものは勢いが有り仕事も途切れません。展示会も国内に限定せずに、海外の展示会も活用する時代になったような気がします。日本製品を宣伝するジャパンハウスがサンパウロ、ロサンジェルス、ロンドンに有ります。条件が整えば誰でも出展できるようです。日印産連でも海外出展の窓口を設置して便宜を図ってくれるとありがたいですね。それには売れる製品を作る事は勿論、SAPPSやGP認定を取得して海外でも認められる体制作りも必要でしょう。

 

 さて、我が社は後継者問題に直面し、いつまで仕事が出来るか分かりませんが、組合に育てられ、組合を愛する気持ちを持って、これからの短い組合活動の期間を有意義に過ごして行きたいと思います。