4:商品・技術開発型モデル(高付加価値化)

【概要】

クリエイターの持っている製本加工に関するアイデアと、製本業の実現力を統合させ、高付加価値印刷物や紙製品を開発するモデルである。さらには紙製品企画会社や印刷会社とのコラボレーションによって、付加価値を高い紙製品を共同開発し、紙製品メーカーなどの流通ルートに乗せて販売することも可能。また共同開発の過程で、製本・加工に関する「特許」取得なども積極的に取り組みたい。

【生産/設備/技術】

特に新しい設備が必要というわけではないが、クリエイターの要望によって、独自の工夫や改良、開発が必要になることもありうる。現在保有している独自の技能や技術の棚卸しは不可欠。

【営業/マーケティング】

印刷物の製品価値を高めるためのコラボレーションの場合は、発注者への提案を通じて、発注者やクリエイターからの製本の指名受注を獲得するような活動や情報提供が必要。また売れる商品開発のためのコラボレーションでは、紙製品企画会社や紙製品メーカーへの営業活動が求められる。

【財務】

設備投資による、多額な資金は必要ないと思われる。

【人材】

さまざまな要望に応えていける技能を持ち、しかも意欲的なオペレータの存在や育成。

【マネジメント(経営者)】

アイデアをスムースに実現できたり、高度な製本加工による製品(作品)ができたとしても、即ビジネスにはつながらない可能性がある。生活者のニーズをつかむ能力や売り込む能力が不可欠と思われる。また成功した製品や技術を水平展開する応用製品への展開が収益の柱となる。