8:デジタル技術活用型モデル(IT化)

【概要】

デジタル技術活用型は、ある意味無限の可能性を秘めており、特定すること自体可能性を狭くすることにもなるが、まず「IC」タグが挙げられる。コスト問題を解決できれば、印刷媒体へのICタグの活用によるメリットは大きく、技術の進歩を考えると、早晩コスト問題は解決されると思われる。用途は多彩といわれているが、書籍、手帳などの紙製品をはじめ、商品のプライスタグ、入場券、その他と今後ますます応用範囲は広がると考えられ、しかも装着作業が、印刷・製本という最終工程であることから、製本業者にとっても期待できる活用モデルと言ってもよい。
また単独でデジタル技術活用だけでなく、これまで提案した7つのビジネスモデルのインフラであり競争力としてのIT活用を考えてみたい。たとえば川下型ワンストップモデルでは、在庫管理や出荷状況、そして顧客管理に使うデータベースや、そのデータを顧客側とリアルタイムに共有するためのITシステム、また製本エージェント型モデルでは、全国の顧客から製本ニーズを効率的に収集するためのポータルサイトやシステム、まだ製本会社のプロフィール・データベースの構築など、かなりのレベルでITを駆使しないと作れないビジネスモデルといえる。

【生産/設備/技術】

ICタグに取り組む場合も、各々のビジネスモデルの競争力や付加価値を高めるためにデジタル技術を活用するならば、それぞれの目的に応じたweb、DB、その他のITシステムが必要になってくる。

【営業/マーケティング】

営業/マーケティング機能としては、技術動向や市場動向などの観察と変化に対する人俗な対応が求められる。IXタグの場合は、顧客である出版や文具メーカー、印刷会社とのコラボレーションも不可欠な要素である。

【財務】

上記のように、関連システムやweb構築と運用に関する費用の調達が必要だが、通常莫大な投資にはならないと思われる。

【人材】

上記のように、関連システムやweb構築と運用を担当する人材は不可欠。

【マネジメント(経営者)】

選択したビジネスモデルに必要なマネジメントが求められる。