理事長挨拶

 この度、5月26日の総代会におきまして、設立120年を迎え、歴史ある東京都製本工業組合理事長に選任され、改めて身の引き締まる思いでおります。 全世界に影響を及ぼしている新型コロナウイルス感染症拡大防止対策が進められているなか、当組合も組合員支援として、各種助成制度の発信、マスクの配布、緊急の賦課金六ヵ月の減免措置を実施し、引き続き組合からの情報提供を行ってまいります。 事業においては120周年イヤーの中、コロナ環境下でも可能な事業を行い、記念式典は2021年1月14日を予定していますが、開催は感染症の終息状況をみて秋口までには判断いたします。 今後も感染症動向は変化が予想され注視が必要であり、本部の意思決定機能存続のためにも、オンライン会議システムを導入、支部とも連携し今回の代表役員会から、オンライン会議システムでの参加も開始しました。今年度の全製工連通常総会においてもオンライン参加が行われました。 事業計画の重点事業の一つ、製本単価の正常化を訴え続け、生き残りの為の収益維持は最重要テーマと考えており、新製本産業ビジョン2025の活用、また普及を推し進めて参ります。このような中でもⅠCTによる技術革新は続き、この感染拡大が続く中でもデジタル企業の強さが際立ちました。取り込めるところから業態変容と第3市場への足掛かりは必要であり、そのヒントを皆で知恵を出し合い、つかみ取っていきます。また、次世代への承継、若手へのバトンタッチは、組合と業界存続の大きなテーマと考えており、組織の基盤として、組合を運営する若手人材へ引き継いでいくのは、私の役割と考えております。 新役員も選任され、新年度に向けてスタートします。組合員数も420社まで規模縮小が進み、設立当初とは組合の在続理由や、組合への要望も大きく異なっています。運営を担う人材も限られており組織規模の適正化と事業継続の見極めは急務となっております。新役員一丸となって、この状況を乗り越えていきたいと考えております。  終わりになりますが、今期より、初めてトップの役割を分業にし、全国連合会組織の田中会長と連携を密にし、役割と目的を明確にし、全国の工組とも一体となって、印刷・製本業界の経営環境の改善に取り組んでいきたいと考えております。みなさまのご協力をお願い申し上げまして簡単ではございますが挨拶といたします。

東京都製本工業組合 理事長 鈴木 博