製本界 令和2年3月号

表紙の解説

製本実習:アルバム制作

目次

【特集】

・第55回 広報委員会が行く report & interview

製本一筋創業70 年余。特殊製本から文具開発まで手掛ける

渡邉製本 株式会社

・全日本製本工業組合連合会 東京都製本工業組合

・製本産業ビジョン2025 東京説明会を開催

「再・創業」自らの価値を問い直し、自らの未来を創りだす

・令和2年製本新春のつどい

1月16日㈭ 東京ドームホテル「天空」で開催

・東京製本高等技術専門校 生徒座談会

「他社の工場見学をできたことはここでしか出来ない体験でした」

・印刷メディアビジネスの総合イベントpage2020へ出展




【連載】

・今月の話題

組合に人と情報が集う 東京都製本工業組合 事務局長 磯邊 淳

・2月定例理事会

・3月代表役員会

・委員会の現場より

・健保問題を考える 国民皆保険の維持へ 現役世代を守る改革を

・二世会だより

・東京製本高等技術専門校 専門校レポート

・弁護士活用術vol.42 ~破産・再生制度7 ~

・支部だより




【情報のページ】

○文化産業信用組合 事業承継セミナーを開催

○職業訓練校生徒作品展‘20

○第54回造本装幀コンクール作品募集

○ながら運転 厳罰化

○定例理事会・代表役員会開催日予定

○支部長旅行記 湯河原 ふきやにて

○民法改正「法定利率」

○書籍・雑誌部会 情報交換会 新年会

○紙製品製本部会全体会議

○二連旅行会

○脱退変更等一覧

○製本教室

編集後記

今月の話題

組合に人と情報が集う

東京都製本工業組合 事務局長 磯邊 淳

本部事務局の運営に携わり一年と少しが経過しました。実は一昔前も一度職員としてお世話になり、その後二十年程情報機器メーカーで人事総務職経験を積みこの度カムバックした次第です。本部役員の方に縁を繋いで頂き大変感謝しており、120年の歴史を紡いだ組合の運営を担うからには自身の使命として恩返しする覚悟です。

事務局の現況は、昨年度に職員構成の変動があり6名体制から4名体制で組合事業全般の実務面でのサポートを行っています。東京本部と全国連合会の運営を兼務していますが、私含め3名が新任ですので前年と同様の事業を行う際でも手探りな点も多く支部の方にもご迷惑をお掛けしている現状です。今後は支部組合員や若手後継者の皆様とも寄り添い親しみある組織になるよう努めて参ります。

組合加入メリットが見出しにくいとのご指摘も聞こえてきますが、現在の組合が重点的に取り組んでいる事業は、1.取引慣行改善事業として、製本単価の適正化に向け外部広報機能として関連業界への働きかけを行う。2.製本経営サポート事業として、事業承継問題等の解決に組合ネットワークを活用してもらい安心感を付与する。今後の経営ロードマップとして、新たに策定した製本ビジョン2025を活用してもらう。3.認定取得事業として、SAPPSやGP取得を推進し、国内や海外でも認められる事業体制や製造品質を整備してもらう。4.創立120周年事業や全国大会を通し、業界団結して機運を醸成していく。

その他にも、専門校が後継経営者育成と従業員の技術面での人材育成の役割を担うなど、一社では対応し難い問題に取り組んでおります。組合の存在価値は皆様が集まり事業で日々抱える悩みや情報を交わし活用することで、更に価値を高めていくものと思います。

組合に復帰した懐かしさとともに感じているのは、若手後継者の方が本部の事業にもっと低いハードルで参画できる環境にできないか、組合をレガシーにせず真に業界のエコシステムへ貢献する組織となる為には何が必要か、組合の規模と事業領域がバランス良い地点はどの辺りか、会館・専門校や組合資産を安定的に将来に継承するにはどんな手段があるのか等々と思いを巡らす日々であります。

最後になりますが、破壊的テクノロジーが主導する歴史的な社会変容期であることは二十年前にも云われていました。これからも歴史への畏怖とご縁に感謝し、効果的な弾み車を見出して愚直に押し続ける如く努力していきたいと思います