新生・製本産業ビジョンと中期振興策変革の時代を突きぬける製本のカタチ!製本産業ビジョン
“自社ならではの製本価値づくり”に向けて
どう絞り込むのか、どう創りだすのか

“自社ならではの製本価値づくり”に向けて
どう絞り込むのか、どう創りだすのか

新・創業ではなく、再・創業。
再・創業とは、製本ビジネスの業態変革。
印刷市場、出版市場に続く第3の市場を創れるか。
印刷会社も出版社も大事な顧客であることに変わりはない。
なら、もっと役に立ち、大切にされるような努力も必要。




「公共図書館」は全国に3,277か所。
内訳は都道府県58か所、市区2,599か所、町村620か所。
その他「私立図書館」は19か所。
「学校図書館」は全国の小中高等学校に35,835か所、大学、短大、高専の「大学図書館」が1,663か所。
令和元年度の全国の公立学校数(国立除く)は35,835校。
内訳は幼稚園3,482校、小学校19,432校、中学校9,371校、高等学校3,550校(一般社団法人日本私学教育研究所)。
2019年12月時点で全国の市区町村の数は1,724(*e-Stat)。
内訳は、政令指定都市20、市772、特別区23、区175、支庁・振興局18、群307、町743、村189。
*:e-Statは、日本の統計が閲覧できる政府統計ポータルサイト。
製本専門家としての「個人需要」の掘り起こしは、当然視野に入る市場。個人が何らかの目的で書きためた文章や、撮りためた写真などの書籍化ニーズである。個人史や個人記念誌、詩集・俳句集、写真集などを、書籍化したいニーズは、今後も進む超高齢社会と相まって、潜在的にとても大きい市場。
これまでの「図書貸し出し中心のサービス」から、「障がい者支援」、「外国人支援」、「学校図書館との連携」など、“地域の情報ハブ”としての役割。増大するシニア世代のコミュニティの場として、生涯学習の拠点としても期待感が広がる。
文科省による「学校現場における業務改善」。要するに、教員の働き方改革の一環として、教材や物品の準備、教材・資料の整理、家庭への配布文書の印刷・仕分け、アンケート実施・集計(生徒、保護者)
を外部委託する「スクール・サポート・スタッフ制度」。また、文書整理・保存、廃棄や各種会議の資料作成や議事録作成など。
印刷会社に発注するほどではない印刷物(プリンタ出力)の製本加工や、役所内でプリンター出力する各種資料・報告書の記録・保存の製本加工と付随したサービス。地方の役所、それも市町村役所は税収減少などにより、人員削減と経費削減は必至である。
製本専門家としては、個人の思いの詰まったかけがえのない“上質な製本”を提供。
“製本語”を話す業界人(出版社、印刷会社)のみを顧客に、彼らが要求する製本仕様を満たす(たまには超える)製品を、指定の日に、指定の価格で届けることで事業を継続してきた。
今までもやらなくてはならなかったが、やってこなかったことをやることだ。それは、「自らが動く」こと。何かを待つのではなく、こちらから動くのだ。
1.お客様(選んだ見込み客)に出かけ、話をし、話を聞くこと。
2.集荷と納品は当然の義務だと思うこと。
1社で行きにくいなら、誰かと連携し、得意な人に任せる。連携には、「戦略的パートナーシップ」で進めよう。特に公共性の高い相手には、「協同組合」という組織で対応することが必須である。
もう一つ、
「第3の市場」の人々は“製本語”は話せない。そして、いちいち細かい仕様も説明できないし、見積書も不要で、できない理由も要らない。必要なのはわかりやすい「定価」だ。
5年後に売上の10%、10年後に売上の25%を目指す。


